BEGIN:VCALENDAR VERSION:2.0 PRODID:-//chikkutakku.com//RDFCal 1.0//EN X-WR-CALDESC:GoogleカレンダーやiCalendar形式情報を共有シェ アしましょう。近所のイベントから全国のイベントま で今日のイベント検索やスケジュールを決めるならち っくたっく X-WR-CALNAME:ちっくたっく X-WR-TIMEZONE:UTC BEGIN:VEVENT SUMMARY:生物科学セミナー 第1571回/Biological Science Seminar 第 1571回 DTSTART;VALUE=DATE-TIME:20260911T075000Z DTEND;VALUE=DATE-TIME:20260911T093500Z UID:637964919101 DESCRIPTION:\n細胞はエネルギーを用いて物質の非対称分布 を構築し、それを瞬時に変化させることで、細胞内外 の環境変化や状態変化に柔軟に適応している。例えば 、ナトリウムイオンやカルシウムイオンはイオンポン プによって細胞外へ排出され、環境変化が起きた際に は、これらのイオンがイオンチャネルを介して細胞内 へ流入することで細胞は活性化する。この仕組みは、 神経細胞や免疫細胞など様々な細胞の活性化に用いら れている。これまで、イオン輸送の仕組みについては 、イオンポンプやイオンチャネルの同定とともに世界 中で研究が進められてきた。一方、細胞はイオン以外 にも、細胞膜を構成する脂質二重膜において、脂質の 非対称分布を構築している。そして、細胞内外の状態 が変化した際には、この脂質非対称性を速やかに変化 させて適応する戦略をとっている。この過程では、細 胞膜内側の脂質が外側に露出するだけでなく、細胞膜 外側の脂質が細胞内へ取り込まれることから、「脂質 スクランブル」と呼ばれている。しかしながら、イオ ン輸送と比較して脂質輸送の仕組み、特に脂質スクラ ンブルのメカニズムについては、1980年代初頭からその 存在が示唆されていたにもかかわらず、ほとんど分か っていなかった。我々は、種々の網羅的スクリーニン グを駆使して、世界で初めて脂質スクランブルを司る タンパク質であるスクランブラーゼを同定し、その分 子メカニズムを明らかにしてきた。本セミナーでは、 生物が脂質スクランブルをどのように用いて環境に適 応しているのか、その本質について議論すると共に、 その原理を応用した生体内における不要細胞の除去法 についても紹介する。 参考文献1. Yamato and Suzuki\, Nature B iomedical Engineering (2025)2. Niu et al.\, Nature Communications (2024)3. Noguchi et al.\, Cell Genomics (2024)4. Zhang et al.\, Nature Communicati ons (2023)5. Maruoka et al.\, Molecular Cell (2021)6. Suzuki et al.\, PNAS (2016)7. Suzuki et al.\, Science (2013)8. Suzuki et al.\, Nature (2010)\n \n LOCATION:理学部2号館223号室およびzoom END:VEVENT END:VCALENDAR