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研究会情報です。●公式サイトはこちらhttp://kaiigakkai.jp/invitation.html--------------------※詳細は上記サイトをご確認ください。東アジア恠異学会 第155回定例研究会/第29回オンライン研究会 日時:11月30日(日)13:00〜 場所:対面・オンライン併用 (園田学園大学またはzoomにて)※参加ご希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。(対面・オンラインに関わらずフォームから参加申込をお願いします) (申込みは11月28日(金)正午まで) (https://forms.gle/7HKLovMHaWSEGvYn9)大江先生の報告と峰守ひろかず氏の話題提供をふまえ、柳田について考えます。テーブルトークとして自由討議の時間をとりますので、オンラインの方もふくめ、自由に議論に参加していただければと思います。(講座、講演ではなく研究会です)内容:○「柳田國男の「祟り」研究〜『郷土生活研究採集手帖』にみる怪異〜」 ー大江篤氏(園田学園大学学長/当会代表)【要旨】 折口信夫が「先生の学問は、「神」を目的としてゐる」(『民俗学新講』、1947年)というとおり、 柳田の研究にとって日本の神の研究は重要なテーマであった。そのなかで、柳田國男は 「タタリといふ日本語のもとの意味は、かういふ神がかりの最初の状態をさしたものと私だけは考えている。...タタリにはもとより罰の心持はなく、たゞ「現はれる」 といふまでの語だったかと思ふ」(「みさき神考」、1955年)と述べ、「祟り」が、本来、 神の示現を示す語であることを指摘している。 そして、初期民俗学の組織的な調査結果『山村生活の研究』には、櫻田勝徳「56祟り」 の項目が立てられ、そのもととなった『郷土生活研究採集手帖』という現地調査用に 特化されたフィールドノートには、「神様の祟りについて何か我々も聴いておくべきよう な話がありますか。神や精霊がノリウツルと云うことはありませんか。」という質問項目 がある。そこには「神仏が現れるにはどんな風に現れるか知りたし。」と注記されている。 この質問項目から現地でどのような伝承が記録されたのか。本報告では、成城大学民俗学 研究所に所蔵されている68冊の『採集手帖』を検討することから、民俗学において「祟り」 という概念が形成される過程を考えたい。○「創作における柳田國男の活用と受容」 ー峰守ひろかず氏(小説家)【要旨】 「日本民俗学の父」こと柳田國男の研究成果や著作は、学術の分野のみならず創作にも 多大な影響を与えてきた。柳田が提唱した「山中に生き続ける異民族」という仮説が 様々な作品で採用される、柳田が「妖怪名彙」で紹介した妖怪を水木しげるがキャラクター 化する等、その活用のされ方は多岐に渡る。 本発表では、柳田國男が創作でどのように活用されてきたのかについて実例を挙げて紹介し、 それらを分類・整理することで、柳田が創作物を通じていかに受容されてきたのか、また、 創作者が柳田民俗学の何に魅力を感じたのかを考察したい。○テーブルトーク「柳田妖怪論の発信と受容」司会:久禮旦雄氏(京都産業大学教授)大江氏の報告、峰守氏の話題提供をふまえ、柳田の妖怪論をどうとらえるか、発信と受容と いう観点から参加者の意見を募り、自由に討議していきたい。*オンライン併用開催ではありますが、講演会ではなく研究会でありますので、 ご参加の方は、ご遠慮なくご意見ご発言ください。