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2026/03/04

サッシの詩

車が通過し鳴り響く雨音は、まるで雨そのものが遠のいていくようで、季節がきえるその物音のように涼しくぼくの鼓膜に残っていく 前略、といえばぼくはいつでもきみのどこかにつながる気がしていた 死ぬことがなければ永遠にだれかの記憶に残るのだ そう信じるあいだ ぼくは少しも生きてはいない きみがぼくを忘れる日がくるなら ぼくはともに見た公園の震える緑を忘れないでいよう たとえきみが死んでも 季節は必ず廻るのだ 「窓の詩」最果タヒ https://www.instagram.com/p/5P7a8Etn_8/