Today 2025 August3 (Sun) 04:57 Etc/GMT-9

2025/08/16

四つの悪夢

2019年に急逝したオランダの映像作家・芸術家ROSTO(ロスト)の遺作となったダークファンタジー。 自らの製作スタジオ「ROSTO A.D's」を拠点にCFやMVを手がけるかたわら制作した短編映画「(伝説の)アングロビリー・フィーバーソンの興亡」「ジョナ/トムベリー」で世界的に注目を集めたROSTO。これらの短編は彼が1999年から15年にわたって手がけたアートプロジェクト「Mind My Gap」の一部であり、グラフィックノベル、映像、音楽などの作品群をオンライン上で発表し続けていた。 本作はそのスピンアウト作品として、ROSTOがかつて在籍していたパンクバンド「THEE WRECKERS」をモチーフに、“存在しないレコードのミュージックビデオ”ともいうべき4作「うちが一番」「孤独な骨」「スプリンタータイム」「再生」を制作。ROSTOの死後、彼の友人である映画プロデューサーのミハエル・シュマーキンにより「四つの悪夢」としてまとめられ、短編ドキュメンタリー「すべてが変わったようで、何も変わっちゃいない」とあわせてヨーロッパ各国で上映された。2023年・第1回新潟国際アニメーション映画祭にて境界賞を受賞。 作品紹介ページ:https://eiga.com/movie/99276/