Today 2026 June3 (Wed) 07:23 Etc/GMT-8

2026/07/01 15:50~2026/07/01 17:35

生物科学セミナー 第1560回/Biological Science Seminar 第1560回

交尾は、動物において異個体間で配偶子をやり取りするための必須の行動である。従来の研究から、交尾した個体では、動物種や雌雄を問わず、多様な生理的変化が生じることが知られている。その一方で、交尾を介した生殖の成功のためには、オスにおける精子を含む精液の産生や、メスにおける卵子の産生が適切に制御される必要がある。 我々の研究室では過去10年、ショウジョウバエを用いて、精液や卵子の産生が交尾に連動していかに調節されるかを研究してきた。そして、交尾がこれらの産生を、臓器間の神経内分泌コミュニケーション、すなわち「臓器連環」を介して制御することを明らかにしてきた。本講演では、交尾に依存した生殖幹細胞の増殖および精液再生産の機構を紹介するとともに、交尾と生殖を結ぶ臓器連環システムの進化的側面についても議論したい。

📍 理学部2号館223号室及びZoom