BEGIN:VCALENDAR VERSION:2.0 PRODID:-//chikkutakku.com//RDFCal 1.0//EN X-WR-CALDESC:GoogleカレンダーやiCalendar形式情報を共有シェ アしましょう。近所のイベントから全国のイベントま で今日のイベント検索やスケジュールを決めるならち っくたっく X-WR-CALNAME:ちっくたっく X-WR-TIMEZONE:UTC BEGIN:VEVENT SUMMARY:九州大学:令和7年度言語文化研究院公開講座「 翻訳と注釈」全5回(2025年11月22日(土)、11月29日(土 )、12月6日(土)、12月13日(土)、12月20日(土)、伊 都キャンパスイーストゾーン1号館2階E-C-203会議室+オン ライン)※要申し込み DTSTART;VALUE=DATE:20251128 DTEND;VALUE=DATE:20251129 UID:125454805240 DESCRIPTION:研究会情報です。●公式サイトはこちらhttps:// www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/2174
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※詳細 は上記サイトをご確認ください。 外国語で書かれた テクストを翻訳して共有することは古来から広く行わ れています。翻訳の際には、読者の理解をうながす「 注釈」が付けられることがありますが、その姿勢や傾 向については、作品の時代やジャンル、あるいは翻訳 者自身の考え方によって大きく異なります。 本講座 では、「翻訳」に携わる、あるいは「翻訳」を研究対 象として扱う本研究院所属の教員が、さまざまな観点 から「翻訳」と「注釈」の関係について紹介し、考察 をしていく公開講座を開催します。     どなた でもご参加いただけますので、ぜひ多くの皆様のご参 加をお待ちしております。会場名    イーストゾーン1 号館2階E-C-203会議室会場の住所    福岡市西区元岡744定 員    先着 35名 ※ オンライン100名(先着順)参加 費    有料 1000円 ※ 講習料は受講数に関わらずお 一人様1\,000円となります。(例えば、1講座のみの参加 でも、全ての講座に参加でも講習料はお一人様1\,000円 です) 第1回:11月22日(土) 10:30-12:00 倉方健作(九 州大学大学院言語文化研究院 教授)フランス近代詩 を翻訳する ―叙情詩に注釈は必要か? フランス近 代詩の邦訳の歴史は長く、たとえば上田敏『海潮音』 (1905年)収載のヴェルレーヌの詩篇は「秋の日の ヴ ィオロンの ためいきの...」という日本語で人口に膾 炙してきました。ですがそもそも「ヴィオロン」とは なんでしょうか? 注釈を付ける必要はないのでしょ うか? この講義では、既存の翻訳を比較しながら、 叙情詩と注釈の相性について見ていきます。第2回:11月2 9日(土) 10:30-12:00加藤哲平(九州大学大学院言語文化 研究院 助教)死海文書における聖書の翻訳と注釈  「死海文書」というと、オカルトやサブカルチャーに 出てくる怪しげな古文書というイメージが強いかもし れません。しかしその実態は、古代ユダヤ教が、その 聖典であるヘブライ語聖書を「翻訳」したり「注釈」 したりして生み出した宗教文学なのです。この講義で は、死海文書の概略を説明しつつ、「翻訳」の例とし て、2021年に発見されて世界的なニュースにもなった新 断片を、そして「注釈」の例として、独特の聖書解釈 法を示す『創世記注解(4Q252)』などを取り上げます。 第3回:12月6日(土) 10:30-12:00 橋本紘樹(九州大学大学 院言語文化研究院 助教)翻訳という思想―ドイツに おけるその歴史的展開 ドイツでは18〜19世紀にかけて 、ゲーテが「世界文学」の考えを提唱し、ロマン派の 作家・詩人たちもまた独自の翻訳理念を構想しました 。そして20世紀に入ると、ヴァルター・ベンヤミンとい う思想家が「純粋言語」という概念を打ち出します。 この講義では、こうしたドイツ語圏における翻訳思想 の歴史を紐解き、そこから現代的な問題について考え てみたいと思います。第4回:12月13日(土) 10:30-12:00  浜本裕美(九州大学大学院言語文化研究院 准教授) 詩人と翻訳―英国における古典文学受容の一端 古代 ギリシア・ローマ文学は、ホメーロスに代表されるよ うに韻文作品が多くを占め、英国では詩人によって創 作活動の一環として盛んに翻訳されてきました。その 一方で、19世紀には社会の変動にともなって、異なる目 的と読者層をもつ翻訳への需要が高まります。注釈に も目配りしながら、翻訳のさまざまな形に目を向けて 、英国における古典文学受容の一端について考えたい と思います。第5回:12月20日(土) 10:30-12:00 佐藤正則 (九州大学大学院言語文化研究院 教授)日本プロレ タリア文学運動とソ連文学理論の翻訳  翻訳された テクストは、原典が書かれた社会・文化的な文脈から 切り離され、翻訳先の社会・文化に移され、訳者によ って注釈や解説を付されることにより、原典とは異な る意味を獲得し、異なる機能を果たすことがあります 。1920年代から30年代前半の日本における、同時代のソ 連文学理論の翻訳・紹介とプロレタリア文学運動の展 開を事例に、翻訳における文化的・政治的な要因の多 面性について考えます。 LOCATION: END:VEVENT END:VCALENDAR