BEGIN:VCALENDAR VERSION:2.0 PRODID:-//chikkutakku.com//RDFCal 1.0//EN X-WR-CALDESC:GoogleカレンダーやiCalendar形式情報を共有シェ アしましょう。近所のイベントから全国のイベントま で今日のイベント検索やスケジュールを決めるならち っくたっく X-WR-CALNAME:ちっくたっく X-WR-TIMEZONE:UTC BEGIN:VEVENT SUMMARY:滅亡を体験する−戦渦と文学 DTSTART;VALUE=DATE:20250912 DTEND;VALUE=DATE:20251122 UID:191756445950 DESCRIPTION:open 9:30 / end 16:30\n【休館日】\n日曜日・月曜日( 祝日開館・翌火曜休館)・9/16(火)・9/25(木)・10/14( 火)・10/23(木)・11/4(火)\n=========== =======\n 日本の第二次世界大戦が敗戦で終っ たのは1945年だった。80年前のことである。あの戦争を 実体験として知る日本人は少なくなった。しかし苛酷 だったあの戦争を日本人は忘れてはならない。民族の 記憶としてこれから何代にもわたって維持するべきで あろう。民族の記憶というのは、事実を知って歴史的 時間との聯関に身をおくことである。\n 本展に展示し た資料は、それぞれに時代を反映している。時代とは 、自然科学的な周期ではなく、歴史的時間がそれ自身 の内容によって刻まれたのが「時代」である。あの愚 かな戦争をどの資料がどのように時代を反映させたか 。それを現在検討することによって私たちの今を歴史 的時間につなぐことになる。\n 日本全土に対するアメ リカ軍の空襲が始まったのは1944年11月だった。以降猛 烈な爆撃による破壊は殆どの都市を焼き払い、広島長 崎に投下された原爆の後も続いた。45年3月の米軍上陸 から始まった沖縄の地上戦は島民を巻き込んで悲惨を 極めた。有形無形の日本の富は多くが無残に焼失した 。本展のタイトルの「滅亡を体験する」は、覚悟を抱 えた空襲下の日本人の姿である。\n しかし、空襲を行 ったのは日本の方が早かった。37年7月に始まった日中 戦争のさなかの38年末、日本軍は当時の首都重慶を数ヶ 月にわたって空襲した。あの戦争は、日本がアジアで 行ったものでもあった。近来十五年戦争と呼ばれるの は、中国東北部への日本の植民地化の野望である31年の 満洲事変からの年数である。中国大陸での戦線が膠着 したこともあり、40年に東南アジアへの進出――南進論 を決め更に戦争は拡大し、最後の破局に向う。日本の 第二次世界大戦はアメリカだけが相手なのではなかっ た。アジアを戦場にしアジアと戦ったのである。帝国 主義国家の植民地分割戦争を日本は先頭になっておし すすめた。\n 本展は、戦争と日本人というテーマを、 二・二六事件を契機として戦争を用意し日中戦争をす すめながら日米開戦となり日本全土を焦土にしてよう やく敗戦で終局とし、しかしまた50年からの朝鮮戦争に 日本は加担していく。戦争が始まり終りまた始まる、 本展が二・二六事件から朝鮮戦争の開始までとした所 以である。\n なお、十五年戦争の日本人犠牲者は、戦 死または戦病死した軍人・軍属約230万名、外地で死亡 した民間人約30万名、内地の戦災死亡者約50万名、合計 約310万名に達した。これに対し、中国の犠牲者は軍人 の死傷者約400万名、民間人の死傷者約2000万名にのぼり 、フィリピンでは軍民約10数万名が死亡したと言われて いるが、その他の地域の犠牲者数は不明である(『世 界大百科事典』平凡社)。\n\n【関連/参考ページ】\nhttp s://www.bungakukan.or.jp/cat-exhibition/16001/ (展覧会)\nhttps://ww w.bungakukan.or.jp/ (日本近代文学館) LOCATION:日本近代文学館【関東】 END:VEVENT END:VCALENDAR