BEGIN:VCALENDAR VERSION:2.0 PRODID:-//chikkutakku.com//RDFCal 1.0//EN X-WR-CALDESC:GoogleカレンダーやiCalendar形式情報を共有シェ アしましょう。近所のイベントから全国のイベントま で今日のイベント検索やスケジュールを決めるならち っくたっく X-WR-CALNAME:ちっくたっく X-WR-TIMEZONE:UTC BEGIN:VEVENT SUMMARY:生物科学セミナー 第1562回/Biological Science Seminar 第 1562回 DTSTART;VALUE=DATE-TIME:20260715T075000Z DTEND;VALUE=DATE-TIME:20260715T093500Z UID:210341008424 DESCRIPTION:\n植物が生産する代謝産物は100万種にも及ぶと され、この化学構造の多様性の大部分を占めるのは、 植物系統毎に独自に獲得された特化代謝産物である。 これらの代謝産物の中には、花粉媒介者の誘因、害虫 や病原菌といった外敵に対する防御など、植物の環境 適応に貢献するものが多い。また、薬用植物の薬効成 分や作物の中毒成分の様に、植物特化代謝産物の中に は人の健康に有益な化合物、逆に有害なものも存在し ている[1]。そのため、植物が特化代謝産物を生産する 仕組みを理解することは、植物科学だけでなく、農学 や薬学、食品科学など、様々な研究分野に波及効果を もたらす。しかしながら、まだ特化代謝を担う分子機 構の全容解明には至っていない。 我々は、植物特化 代謝産物の中でもフラノクマリン(Furanocoumarin: FC)類 と呼ばれる化合物群に着目して研究を進めてきた。FC類 は広い生物種に対して毒性を示す化学防御物質であり 、主にセリ科、ミカン科、クワ科、マメ科が生産する 。セリ科に関しては、FC類の化学構造の多様化が、この 植物系統を特異的に捕食するチョウ目昆虫に対する防 御に貢献していると示されている。ミカン科において は、FC類は人に対して有害な作用を示す柑橘成分として 知られる。このように、FC類は様々な分野で研究されて きた歴史がある。我々は、植物のFC生産機構の解明のた め、トランスクリプトーム解析や代謝物解析、また生 化学的解析や3Dモデリング解析といった多様なアプロー チを用いて、植物がFC類を生合成する上で重要な酵素遺 伝子を複数同定してきた[2-4]。さらに分子進化的解析に よって、FC高生産する植物科はそれぞれ独自にFC生産能 を獲得したことを提唱した[5]。本セミナーでは、この ようなFC生合成に関する知見に加え、生産種自身が中毒 にならずにFC類を高蓄積する仕組みについても考察する ことで、植物が特化代謝産物を活用した化学防御機構 をどのように発達させてきたのかについて包括的に議 論する。\n\n LOCATION:理学部2号館223号室及びZoom END:VEVENT END:VCALENDAR