本日 2025年12月16日(火) 07:49 Etc/GMT-9

2026/01/15 16:00~2026/01/15 17:30

基盤医学特論(病態神経科学)

題目:神経傷害のメカニズム探索と評価系作成Title: Mechanistic explorationand development of evaluation systems for central nervous system injury 講師:村松里衣子 先生国立精神・神経医療研究センター神経研究所 神経薬理研究部・部長 Teaching Staff: Rieko Muramatsu,PhD Director,Department of Molecular Pharmacology,NationalInstitute of Neuroscience, National Center of Neurology and Psychiatry日時:令和8年1月15日(木)16:00-17:30Time and Date: Thursday, January 15,2026.使用言語: 日本語 Language:  Japanese 神経変性疾患や外傷後の神経障害は、神経回路の構造的・機能的破綻を引き起こし運動・感覚障害など様々な神経機能低下をもたらす。これらの病態では、神経細胞だけではなく周囲に備わるグリア細胞や血管系細胞の量や質が変化し、神経機能を調節することが知られる。私たちはこれまでに、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷等を対象として、神経の周囲環境の変化がいかに神経機能を制御するか、その分子メカニズムの解明を目指してきた。さらに最近は、バイオエンジニアリング技術を応用したin vitroモデルを作成し、その活用を通じて、神経回路の機能的な回復に必要なミエリン修復のメカニズムも探索している。本講義では、私たちの最近の取り組みに関して紹介する。 

📍 環境医学研究所(東山)南館大会議室