本日 2026年9月20日(日) 12:07 Etc/GMT-9

2026/10/09

憎しみ

1990年代のパリ郊外を舞台に、行き場のない怒りを抱えた若者たちの運命の1日を描いたドラマ。当時27歳のマチュー・カソビッツが監督・脚本を手がけ、実際に起きた事件に着想を得て制作。移民系住民への差別や貧困、警察による暴力といった社会問題を背景に、社会から疎外された3人の若者たちの24時間を鮮烈なモノクロ映像と緊迫感あふれる演出で活写し、1995年・第48回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。映画のみならず音楽やファッションなど当時のカルチャー全般に影響を与え、1990年代フランスを代表する青春映画となった。 パリ郊外のバンリュー地区。移民や低所得労働者が多く暮らす団地で、警官による移民の若者への暴行に端を発する暴動が発生した。翌朝、ヴィンツ、サイード、ユベールの異なるルーツをもつ3人の若者は、暴動の爪あとが残る街へと繰り出す。街が緊張感に包まれるなか、暴動の最中に警官が紛失した1丁の拳銃をヴィンツが手にしたことで、彼らの運命は思いがけない方向へと突き進んでいく。 キャリア初期のバンサン・カッセルがヴィンツ役で強烈な存在感を放ち、本作が出世作となった。2026年10月、4Kレストア版にてリバイバル公開。 作品紹介ページ:https://eiga.com/movie/47508/