基盤医学特論（分子細胞化学・２生化）

基盤医学特論（分子細胞化学・２生化）

題目：「部位特異的な糖鎖修飾によるNotch受容体機能の制御とその破綻によるヒト疾患」Title: 　“Regulation of Notch receptor function by site-specific glycosylation and human diseases caused by its disruption”     講師：竹内 英之 教授　　 静岡県立大学薬学部・大学院薬学研究院 生化学講座Lecturer :（Hideyuki Takeuchi, Ph.D.）（Dept. of Biochemistry, School of Pharmaceutical Sciences, University of Shizuoka.） 日時：令和7年7月4日（金曜日）　17時00分〜18時30分　　　 Time and Date : 　17:00 〜 18：30, Friday July 4, 2025会場：医系研究棟３号館３階 会議室講義形式：対面＆TeamsウェビナーRoom: Medical Faculty Research Building 3, 3rd Floor Conference Roomhttps://events.teams.microsoft.com/event/a5b19205-8435-497b-babd-03b10ac69e93@7f54b283-22ed-4a3c-a944-75f755e58306Abstract　糖鎖は、あらゆる細胞の表面に存在し、細胞間のコミュニケーションに寄与している。タンパク質の糖鎖修飾は、アスパラギン結合型のN型糖鎖と、セリンやスレオニンに結合するO型糖鎖に大別される。多細胞生物の発生や成体における細胞の運命決定を担うNotchシグナルは、O-結合型の糖鎖、すなわち、O-フコース、O-グルコース、O-GlcNAc 修飾などの受容体自身の糖鎖修飾によって、その機能が制御されることが分かってきた。これらの糖鎖修飾を担う糖転移酵素遺伝子群もほぼ同定され、その生合成のメカニズムについても興味深い知見が得られつつある。さらに、O-グルコース転移酵素遺伝子の変異に起因する肢帯型筋ジストロフィーなど、糖鎖の生合成に寄与する糖転移酵素遺伝子の変異や発現異常がヒトの病態に繋がることも明らかとなってきた。本講義では、Notchシグナル制御における部位特異的な糖鎖修飾の重要性について、私たちの研究の最新知見を紹介しながら、概説させていただく。 言語：日本語 　Language : Japanese　共催：iGCORE関係講座・部門の連絡担当者：分子細胞化学（生化学第二）岡島徹也　内線2070Contact: x2070, Department of BiochemistryⅡ事前の登録が必要です。　Registration is required

📍 医系研究棟３号館３階 会議室＆Teamsウェビナー

🔖 大学院特論（公開中）