本日 2026年11月4日(水) 14:54 Etc/GMT-9

2026/11/28

ロンガの海

インドネシアを舞台に、親子3代にわたる戦争の傷を見つめたドキュメンタリー。 1942年、日本はオランダ領東インド、現在のインドネシアを占領した。現地の人々は過酷な労働と支配を強いられ、飢餓や病で多くの命が失われた。日本が敗戦すると、インドネシアを占領した日本兵のうち1000人が軍を脱走。彼らはインドネシア独立戦争に身を投じ、半数以上が命を落とし、生き延びた者たちはこの地で静かに生きていくことを選んだ。2023年7月、若き日系インドネシア人たちがジャカルタ郊外に「残留日本兵歴史資料館」を設立する。その活動に関わるマリオ黒岩の祖父・黒岩通は、日本占領下のスマトラ島のアチェで、特別警察隊長として抗日スパイを摘発していた。日本の敗戦後、インドネシアの独立を認めない連合軍が再び侵攻を始めると、黒岩は自ら部隊を率いて独立戦争の指揮をとる。彼はアチェに暮らす女性と結婚し子どもたちにも恵まれるが、インドネシアが独立を果たしてからわずか6年後の1955年、家族を残して日本に帰国してしまう。マリオの父ヘンドリは父に棄てられた心の傷を抱えながら、現在もアチェに暮らしている。歴史の狭間に埋もれた家族の記憶を辿るとともに、マリオは自身のルーツに向き合う旅に出る。 「赤浜Rock'n Roll」などのドキュメンタリー作品を手がけた小西晴子監督が、自身の父との記憶のひとつでもあるインドネシアでの戦争を題材に撮りあげた。 作品紹介ページ:https://eiga.com/movie/106333/