本日 2025年11月4日(火) 00:08 Etc/GMT-9

2025/11/15

東京フィスト

「鉄男」の塚本晋也監督がボクシングを題材に撮りあげた恋愛格闘劇。 ボクシングの試合会場を訪れた保険会社のサラリーマン・津田義春は、かつての友人であるプロボクサーの小島拓司と再会する。彼は高校時代の後輩だったが、共通の女友だちが殺されたことをきっかけに疎遠になっていた。この再会に言いようのない不安を覚える義春だったが、その予感は的中し、拓司は義春の婚約者ひづるを誘惑しはじめる。拓司の挑発に怒りを爆発させた義春は彼のアパートへと殴り込むが、あっさりと打ちのめされてしまう。そしてひづるは、彼女の中で何かが目覚め、華奢な体に痛々しいほどのピアスや刺青を施すようになっていく。ひづるは自分を束縛しようとする義春のもとを去り、拓司と暮らしはじめる。ひづるを失った義春は拓司の通うボクシングジムに入門し、とり憑かれたようにトレーニングに励む。 塚本監督の実弟で元プロボクサーの塚本耕司のエピソードに着想を得て、最初に脚本を依頼した斎藤久志のアイデアにより、三角関係の愛憎劇へと発展させた。塚本監督が自ら義春役を務め、塚本耕司が拓司、藤井かほりがひづるを演じた。1995年サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン東京でグランプリを受賞。 作品紹介ページ:https://eiga.com/movie/38066/