本日 2025年10月16日(木) 02:23 Etc/GMT-9

2025/11/14

エルジ

「アダプション ある母と娘の記録」や「日記」3部作などで知られるハンガリーの名匠メーサーロシュ・マールタが、1968年に発表した長編劇映画デビュー作。マールタ監督が後に繰り返し描く「養子」をテーマにした自伝的作品で、孤児として育った女性が両親を追い求める姿を描き出す。 児童養護施設で育ったエルジは24年ぶりに、小さな村で暮らす実母を訪ねる。再婚していた母は娘の来訪に戸惑い、彼女を姪と偽って新しい家族に紹介する。家族関係の修復も曖昧なまま街へ戻ったエルジは、行きずりの男と交際しながら鬱々とした日々を送っていた。そんなある日、見知らぬ中年男性がエルジの前に現れ、彼女の両親が死んだことを告げる。 日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章」(2025年11月14日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。 作品紹介ページ:https://eiga.com/movie/104417/