本日 2025年10月15日(水) 22:42 Etc/GMT-9

2025/11/01

旅人の必需品

韓国を代表する映画作家ホン・サンスが「3人のアンヌ」「クレアのカメラ」に続いてイザベル・ユペールと3度目のタッグを組んだコメディドラマ。 ソウルを旅する謎めいたフランス人女性イリス。生活費を稼ぐためフランス語の個人レッスンをしているが、そのあまりにも風変わりな教え方に生徒たちは戸惑いを隠しきれない。レッスンを終えると、彼女は年下のボーイフレンドのアパートへと帰っていく。イリスは何のために韓国へやってきたのか、そしてなぜフランス語を教えているのか。韓国の国民的詩人ユン・ドンジュの詩に触れるなかで、謎に包まれた彼女の日常が徐々に浮かび上がっていく。 共演にもホン・サンス監督作の常連俳優が顔をそろえ、主人公イリスがフランス語を教える生徒ウォンジュをイ・ヘヨン、そのパートナーをクォン・ヘヒョ、イリスのボーイフレンド・イングクをハ・ソングク、その母親をチョ・ユニがそれぞれ演じた。2024年・第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞。日本では、ホン・サンス監督のデビュー30周年を記念して5カ月連続で新作を上映する企画「月刊ホン・サンス」の第1弾作品として劇場公開。 作品紹介ページ:https://eiga.com/movie/101116/