本日 2025年7月7日(月) 07:38 Etc/GMT-9

2025/07/26

幽霊の日

きみが誰かの希望になるならぼくがなるのは失望しか残らない。夏祭りの赤い光が消えて、空の星に気づかない間、くらやみを見つめられる瞳だけが、純粋だ。日常にいるかぎり、ぼくはどこかでさみしくなる。テレビから、音楽からの視線はいつだって一方通行だ。ぼくだけを見ることもできない瞳が愛情を歌う。きみが、見る世界の一部分でしかないぼくが、一人の尊い命だと、言えるだろうか。 「デジタルの詩」最果タヒ http://tahi.tumblr.com/post/125751933392/