本日 2026年8月2日(日) 21:58 Etc/GMT-9

2026/08/05 17:30~2026/08/05 19:00

基盤医学特論(総合診療医学)

【題目】 「夏バテ」に対応できますか? ― 中医学に学ぶ夏の養生、生活習慣の落とし穴、 そして漢方薬対応【講師】 名古屋大学医学部附属病院 総合診療科     病院助教 都築 雨佳【事前登録用URL】https://events.teams.microsoft.com/event/ae819a28-bbfe-4b01-8649-2aa8e768eb13@7f54b283-22ed-4a3c-a944-75f755e58306【講義概要】現代における「夏バテ」は、倦怠感、食欲低下、睡眠の質の低下、消化器症状などを含む、夏季にみられる多様な体調不良の総称として広く認識されている。環境省は熱中症予防情報サイトを設け、エアコンの使用や水分摂取を促し、医師もまた患者にその重要性を繰り返し伝えている。しかし中医学・漢方医学の観点からみると、夏の不調は猛暑による消耗だけでは捉えきれない。患者自身は暑さを訴えていても、身体所見や症状としては「寒証」「湿証」「寒熱錯雑証」を呈する例が少なくなく、その多くは日々の飲食や外的環境に原因がある。 冷房は酷暑を乗り切るうえで不可欠である一方、中医学の観点からは体調不良を招きやすい冷房との付き合い方があり、夏は消化機能が弱りやすい季節であるため食事にも工夫が求められる。本講演では『黄帝内経』をはじめとする古典を手がかりに、夏季の養生の基本と日常に取り入れやすい実践法を概説する。あわせて気づきにくい生活上の問題点とその対策、暑さによる不調と過度に涼をとることによる不調を対比しながら漢方薬の用い方についても考える。診察技術のみならず、医師自身が日々の暮らしを見つめ直し、自身と家族を夏の体調不良から守る一助となれば幸いである。

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