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植物は、配偶体世代(n)と胞子体世代(2n)が繰り返す世代交代という特徴をもつ。演者らは、雌雄異株である苔類ゼニゴケを用いて配偶体世代の性決定機構を解析している。同定した性決定遺伝子は性決定因子は性に特異的であるという常識に反して、雌性染色体にコードされる性決定遺伝子には雄性染色体上に相同遺伝子が存在した。両遺伝子の機能解析からこの因子は有性生殖誘導機能を維持しつつ、雌雄性染色体上で、雌性化の促進因子機能の強化と喪失が起きたことが示唆された。本セミナーでは、この苔類性決定と性染色体進化を中心に、配偶体世代における有性生殖の誘導、性分化、性決定の制御ネットワークについても取り上げる。参考文献Iwasaki et al., Curr. Biol. 31:5522-5532.e7. (2021) doi: 10.1016/j.cub.2021.10.023.; Kohchi et al., Rev. Plant Biol. 72:19.1–19.26 (2021). doi: 10.1146/annurev-arplant-082520-094256.
📍 理学部2号館223号室及びZoom